薄暗い店の奥へ続く階段

FOR YOUR READING

鑑定が届くまでに、
読んでって。

鑑定シート、受け取ったよ。
今、あんたの言葉と生年月日を重ねて視てる。

待ってる間に、先に伝えておきたいことがある。
あたしがどうやって視える側になったのか。
霊視で、相手の何を視てるのか。

あたしが、視えると気づいた日

最初から、鑑定師になろうと思ってたわけじゃない。

一人の占い師のところへ通ってるうちに、気づけば客じゃなく、お茶を出す側になってた。あたしが今も師匠と呼んでる女。

ある日、常連の相談を横で聞いてた。
その人がまだ話してない場面と、相手がもう決めてることが、急に頭へ入ってきた。

気づいたら、口に出してた。

「その男、もう決めてるよ。
言わないだけで」

後日、その通りになった。

師匠は驚きもしなかったよ。
あたしの顔を見て、一言だけ。

「あんた、気付いてないかもしれないけど、
視えてるよ」

一番信じてなかったのは、あたし。
でも、その日から、今までただの違和感だと思ってたものが、形を持って入ってくるようになった。

鑑定師すずの横顔

霊視で視てるのは、三つ

01 / WORDS

口にしたこと

彼が実際に言ったこと、したこと。連絡の間隔や、前と変わった場所。まず、ここを雑に扱わない。

02 / SILENCE

言わずに止めてること

気持ちがあっても動けない迷い。言葉と行動がずれる理由。表に出てる一言だけでは見えない層。

03 / BETWEEN

二人の間で起きてること

彼が離れる。あんたが確かめる。彼がまた黙る。どっちが悪いかじゃなく、反応がどの順番で続いてるか。

相手の心を、何でも覗けると言うつもりはない。
シートに書かれた出来事、生年月日、二人のやり取り。そこへ霊視で入ってきたものを重ねる。

一個の言葉を当てるんじゃなく、ばらばらの材料を一つにつなぐ。
あたしがやってるのは、そっち。

視えるだけでは、鑑定にならない

力が開いたばかりの頃、あたしは視えたものを、そのまま口にすればいいと思ってた。

師匠に止められた。

「視えるだけなら、ただの覗きだよ。
相手が持って帰れる形にして渡して、初めて鑑定」

もう一つ、何度も言われた。

「当てて終わるな。
選べるようにして返せ」

だから、彼の気持ちを一言だけ書いて終わらせない。
その気持ちが、なぜ今の行動になってるのか。
二人は、どこで止まってるのか。

あんたが受け取れる形まで、言葉にする。

宵色鑑定で、あんたに渡すもの

今回の鑑定では、今の二人を四つの角度から見せる。

あんたの現在地 / SAMPLE
縁の相性★★★★☆
波動の状態★★☆☆☆
想いの通り道★★☆☆☆
関係の動き★☆☆☆☆

これは見本。星は未来の確率じゃない。あんたの鑑定では、今視えてる濃淡を個別に出す。

全部を同じ長さで説明するつもりはない。
今、一番詰まってる場所を一つ決めて、そこを中心に返す。

もう少しだけ待ってて。

夜のほうが、よく視える。
まとまったら、LINEにそのまま届ける。

すず